iPhone5を解約し、iPhone4s(ネット契約なし)+SIMフリーiPad mini 2に替えたのは昨年の秋のこと。
この変化にともなって、これまで授業で使うことが多かったiPad2を、iPad miniに置き換えた。一学期を終えて、授業面に限ってiPad miniをどういうふうに使っていたのかをまとめてみたい。
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①タイマーアプリとして
僕の授業では頻繁にタイマーを使う。「2分あげるから、前後左右でちょっと意見交換してみて」と指示して、タイマーをセットする使い方だ。本当は大画面に越したことはないのだけど、iPad miniでも教室の後ろから視認はできる。ちなみにアプリは色々試した結果、iFlip Timerに落ち着いた。背景黒、文字は白という一番シンプルで見やすい設定で使っている。
②毎回の板書をカメラで記録
国語の授業ではクラスごとに出てくる意見も展開も異なることがしばしば。だから、授業終了時には板書を写真にとって、クラスごとのアルバムに保存することが欠かせない。これ、超地味だけど、自分の授業の時にはとっても大事…。ちなみに、できるだけ発言した生徒の名前も一緒にメモして、「前回の授業で◯◯君が言ってくれたね」みたいに紹介できるよう、意識してる。まあ、忘れることもしばしばだけど(笑) 本当は記憶力が良ければ、こんなのいらないかもしれないんだけどなあ。
③大福帳のPDFファイルにして手元で見る
作文の授業で大福帳を使っている時に必須だったのがこの用途だった。くわしくはこちらを。
大福帳は授業開始時に生徒に返却してしまうので、こちらは大福帳をスキャンしたPDFファイルを毎回アプリに放り込んで、それを見ながらカンファランスする生徒の間を動き回っていた。ちなみに閲覧アプリは定番のi文庫HD。これも、iPad miniなしでは授業ができなかったなあ。ちなみにこの時は最初「座席Folio」というアプリで同じこと(=個々の生徒の進捗把握)をやろうとしたのだけど、大福帳+i文庫HDのほうが使い勝手がよかったのでこっちになった。
④写真や動画をモニターにつないで見せる。
これも地味かつ定番の使い方。図書館には大型モニターがあるので無線経由でApple TVに飛ばしてiPad miniの画面を映し出す、それだけ。ただ、グループワークをさせている最中に、作業してる様子をカメラアプリで映しながら歩きまわると、画面に移った他のグループの進捗状況をゆるーく共有できる。生徒もチラ見して気にしてる様子。なかなか気に入ってる使い方です。
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こうやって振り返ると、斬新な使い方は一切していない。超定番アプリで、超定番の使い方をしているだけ。でも、iPad mini の小回りの効く感じがとても使い勝手が良い。iPadと違って片手で掴めるって大きいよねえ。iPhoneの大型化の波を受けて「次回のiPad mini4で生産終了では?」ともささやかれるiPad miniだけど、ぜひ継続してほしい。授業での使い勝手、抜群。