昨日行ったイベントTry IT On Monday@西町インターナショナルスクール、下記エントリの続き。
午前の最後は、ホールから各教室に会場を移してのミニ・ワークショップ。僕はiPadアプリのExplain Everythingを紹介する講座に参加しました。「定番アプリ」「神アプリ」と言われるこのアプリ、実はまだ使う機会がなかったので、よい機会。アプリの紹介自体はこのへんを参考にどうぞ(どちらも学校の先生のブログです)。
▷ 神アプリ!反転動画を作る「Explain Everything」のためにぼくはiPadAirを買った
(科学のネタ帳)
▷ 最強の授業コンテンツ作成アプリ!?”Explain Everything”
(IOS FOR EDUCATION)
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で、実際にいじってみるとなるほどこのアプリすごいや。説明用の動画を本当に簡単に作れる。5分ぐらいの動画を作ってちょっと見てもらうという用途には最適っぽい。使いたい場面も具体的にイメージできたし、今度自分も試してみようかな。
また、西町インターナショナルスクールの先生がふだんこれをどういうふうに使っているかという例もたくさん見せていただいた。先生側の説明や教材提示だけじゃなくて、児童さんたちが作品制作するのにも使っているそうだ。
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ということで大変参考になったのだけど、実はこのワークショップではそれ以上に嬉しいことがあった。なんとレクチャー役の先生が、ふだんの授業でライティング・ワークショップやリーディング・ワークショップをなさっていたのだ。
教室に入って目に入ったものが、本や写真で知っている「ライティング・ワークショップをやっている教室のそれ」だったので、あとで聞いてみたらやっぱりそう。たくさん写真を取らせてもらい、生徒の使っているファイルなども見せてもらった。ライターズノート、作品を入れるフォルダ、ミニ・レッスンの材料、壁に貼られてるドナルド・グレーブス(ライティング・ワークショップの有名な実践者)の言葉…実物を見ると軽く感動する。
その先生も「40人でライティング・ワークショップをやるのは無理、カンファレンスできないから」と言っていたけど、それでも親切に、実際のワークショップの運営の仕方を教えて下さり、写真もたくさん撮らせてもらった。いやほんとありがたいことです。
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お昼すぎからはお弁当や飲み物もいただいて(くどいですが無料のイベントです)、西町インターナショナルの先生たちにふだんの学校の様子をいくつか質問。聞いてみると、ICT活用やジグソー学習が本当に「当たり前のこと」になっているようで、ごく自然に日常の授業の中で使われていることがわかる。また「全員の机が前を向いている」日本の学級の机配置が、ここでは「ジャパニーズ・スタイル」と言ってめったにやらないスタイルなのだそう。だからたまにやると子どもたちが喜ぶ、と笑っておっしゃっていた。
西町インターナショナルは土地柄(港区元麻布)からも裕福な家庭のお子さんが集まっている「特別な学校」なんだろうという気もする。でも、こういう教育をしている学校があるんだな、面白い。イベントのTry IT On Mondayも、日本語と英語で年1回ずつ毎年やっているようなので、また来てみよう。