先日お目にかかったこちらの記事の先生には、授業用の資料もいくつかいただいた。ありがたいことです。
その資料の中に、こちらのブログ記事が紹介されていたので紹介してみる。
▷ アメリカの小学校、驚きのプレゼンテーション指導 (山あれば谷あり、無国籍子育て記)
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「驚きの」とあるけど、ここで紹介されているプレゼンテーションの評価基準については本当に読んでびっくり。僕には小学三年生の娘がいるので、それより年下の年齢でこんなチェックをされるのか、という感じだ。
1点:* 準備ができていない2点:* 全てメモを見ながらの発表* 聴いている人へのアイコンタクトなし* 声が小さい* 先生の手助けが必要* 序論と結論がない3点:* 大きな声で発表ができた* 聴いてる人へのアイコンタクトができた* メモを見るのは時々* 序論と結論がわかりやすく伝えられた4点:* 3点のチェック項目全部できた* トピックについてしっかりした説明ができ、質問にも的確に答えられた* 発表の方法に工夫が見られた(ビジュアルなど)* 発表内容を暗記していた
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この評価基準、徹底的に形式だけ問題にしていて、話の内容の面白さについては一切問うていない。たかが評価基準表で問えるのはその程度のものだという割り切りがあるのか、それとも、本当に「話の内容よりも話し方が大事」な文化なのか、よくわからないけれど面白いなあと思う。
ここまではっきりとした目標があれば、それは生徒はその方向を意識するだろう。僕は基本的にルーブリック(評価基準表)はあまり好きではないのだけど、あくまで形式面だけに限定して補助的に(たとえば自己チェックの一部として)こういうものを使うのは悪くないかもしれない。どこかでこの評価基準をそのまま試してもいいかな。