こちらの記事でちょっと書いた「黒板に本文を投影したい」件。
その後、黒板本文投影術について色々と有益な情報を発信して下さった方がいたので、いったんまとめてみる。▼
まずは、上のエントリでも最後に紹介したもりもとかずひささんのブログ。
「そもそもなんで本文を映写するの?」という疑問にも答えてくれる記事で、大変参考になる。特に「子供の手元にあるテキストとフォント、改行位置、傍線部が寸分たがわぬ状態の文章が黒板にある」ことのメリットは大きそう。うかつにも僕は手元の文章と投影された本文のレイアウトが異なっているので、これは次回以降、ぜひ本文のレイアウトを工夫して統一しよう。ちなみにもりもとさんのレイアウトは4分割だそう。
@askoma B4(テキスト見開き)映写→無理、A4映写→無理となったので、A4上下段に分けて写しています(添付画像)。1.2m*1.0mので映写しているので、なんとか見えているかな…と思います。もう少し改善したいです。 http://t.co/tRfIHqBIa0
▼
高校の国語の先生の@ridemyheartさんは、古文と現代文の双方で本文投影されている模様。お尋ねしたところ、レイアウト/文字のフォント/大きさまで丁寧に教えて下さった。
@askoma
こちらはB5横を横に2分割して上段が本文(1行15字、10.5ポイント)、下段がまとめ用の枠で組んだワークシートを使ってます。電子黒板には、上段本文のみ1行15字、28〜32ポイントにしてスクリーンに映しています。生徒用はB5横2枚をB4縦にして配付しています。
@askoma 右が創英角プレゼンスで左が創英角ゴシックです。40Pで表示しています。古文なので一文、または、品詞の区切れのよい所で改行しています。10名程度に見やすさを聞いたところ男性教員は右を選び、生徒と女性教員は左を選びました。 http://t.co/KQMoCyh1YC
@askoma 追伸
写真の本文は太字にしています。
質問にお答えしていなかったので、
フォントは創英角プレゼンスまたはゴシックで、大きさは現代文なら28か32ポイントがベストかと思います。現在は創英角プレゼンスを使っていますが、視認性だけなら〜ゴシックでいいかなと思います。
古文と現代文で異なる用途にあわせてフォントを変えてるのがすごい。経験豊富という感じです。
▼
僕は現代文の授業で「創英角ゴシック/30ポイント」で投影してるので、@ridemyheartさんとフォントは同じ。しかし30ポイントだと視認性は高いのだけど、提示できる範囲があまりに狭いのが難点。26ポイントにすればだいぶ表示範囲が広くなるけど、僕の教室環境の場合、教室の電気を暗くしないと後列の生徒から見えなくなってしまう。そして暗くすると眠る生徒が…ああ…(^_^;)
(写真は26ポイント)
▼
ところでこの黒板本文投影術、今回またやってみたら、教室の端の位置の生徒から「黒板への直接投影は、太陽光で反射して見えにくい」との意見があった。うーん、黒板直接投影よりも、教室に大型モニターがあればそれを使うのがベストなのかも。iPadのノートアプリを使えば、本文の横に直接書き込めるわけだし。というわけで誰か、教室に大型モニターを入れてくれませんか…。