「書き手」としての自分の経験を伝える意味
高校の現代文は、パラグラフ・ライティングで小論文を書く授業。来週には下書き提出というところだ。ここ一・二年が特にそうなのだけど、作文の授業では「こう書くのが正しい」という言い方よりも、「書くプロセスは個人により様々だから…
高校の現代文は、パラグラフ・ライティングで小論文を書く授業。来週には下書き提出というところだ。ここ一・二年が特にそうなのだけど、作文の授業では「こう書くのが正しい」という言い方よりも、「書くプロセスは個人により様々だから…
今日は外部から小学校の先生たち合計3名が見学に来校。行事前でどうしても一区切りつけざるを得ず、ドタバタに詰め込んでしまったダメダメな授業だったのだけど、そんな中でも考えさせられることがあった。 [ad#ad_inside…
なんとなく、下記の2つのエントリに引き続く形の短期連載。ラストの今回は、Kellog(2008)の論文で提案されている「子どもが文章を書くのをサポートする方法」についてまとめてみたい。結論は当たり前というか非常にシンプル…
書くことはとても複雑な作業であり、そうした複雑な作業を同時並行して処理していくには、大きな認知的負荷がかかる。下記エントリでそんな話を書いた。では、この書くという営みに、人はどうやって習熟していくのだろう。今日は書くこと…
書くことに苦手意識を持つ人は多い。そこから一足跳びに「すべて国語教育が悪い」と言ってしまってもいいのだけど、その前に、そもそも書くことはとても複雑でたいへんな営みなんだということを再認識しておこう。2年近く前に「書くこと…
これまで不定期でプロセス・アプローチについて6回の記事を書いてきた。7回目の今回は連載の最終回である完結編。ここまでこの連載の内容をまとめて、改めてプロセス・アプローチを他の作文教育法の中で捉え直してみよう。 [ad#a…
プロセス・アプローチについての解説連載。実質5回目の今回は、日本での実践の状況や、その課題について書いてみたい。今回は実践の話なので、基本的にはプロセス・アプローチ=ライティング・ワークショップ、と思って読んでいただけれ…
不定期連載になっているプロセス・アプローチの連載、5回目(実質4回目)の今回は、邦訳されているライティング・ワークショップ関連本だとなかなか表立っては出てこない、このアプローチへの批判を正面から取り上げたい。 [ad#a…
下記エントリで書いた「アイデアが降りてくる」ボーナス期間は一週間程度で終わり、再び「うー、書けない〜」とうだうだする時間がやってきた。長文を書く人にはきっとこういう時期がある人もいるんじゃないかと思うけど、書き手としての…
これまで特徴・成り立ちと書いてきた作文教育のプロセス・アプローチの連載。今回は「で、結局それで授業をやって効果はあるの?」という点を書いてみたい。 結論から言うと「効果を測るのは難しい」「でも、効果ありと認められている」…