今日は「異動したよー」という報告エントリです。この春から、広島県福山市にある私立大学・福山平成大学の講師に着任しました。あわせて、広島大学大学院の博士後期課程の学生にもなり、「大学の先生をやりつつ学生もやる」新しい生活の始まりです。
大学の仕事スタート。授業はどうしたらいいか考え中
福山平成大学の仕事は、初等教育における物語創作指導がご専門の、三藤恭弘先生の後任です。保育士や幼稚園・小学校の先生を目指す学生さんたちを相手に、「幼児と言葉」や「初等国語科教育法」に関係する授業を受け持つのが主な仕事になります。当たり前の話だけど、4月1日から始まった大学は、軽井沢風越学園とは何もかも勝手が違っていて、戸惑うことや、「そう来たかー」と思うこともたくさん。だけど、風越の同僚に教えてもらった、「違いと同じを面白がる」マインドを心がけて、今は少しでも早く、新しい職場の仕組みや学生さんたちのことを理解しようとしているところ。とはいえ、根が図々しいせいか、隣室の先輩同僚が「もう何年も前からいるみたい」と笑ってくださるほど、まあ順調にスタートしています。
僕の担当授業は月曜の「初等国語Ⅰ」(大学2年生向け)から。小学校の先生志望の学生さんたちだから、国語教育のプロパーを育てるわけではないけれど、小学校であれば、毎日必ずあるのが国語の授業。その国語の授業を、先生が嫌ったり苦手だったりしていたら、先生にも生徒にも毎日必ずちっちゃい不幸が訪れることになるので、「好き」とまでは言わずとも、国語を「嫌いじゃない」くらいに思ってほしい。指導案の書き方や授業法云々よりも、まずは楽しく国語を学び直せたらと思っています。
大学院の学生もスタート。研究テーマはteachers as writersに。
あわせて、広島大学大学院の学生生活も昨日から始まりました。80キロある広島大学まで、これから週1回通います。博士後期課程なので、授業をたくさん取るというよりは、自分の博士論文を書くことが最大の目標。働きながらなので、長期履修制度を使って、一歩一歩やっていきます。
肝心の研究テーマは、ライティング・ワークショップやリーディング・ワークショップではなく、「Teachers as Writers」(書き手としての教師)にしました。エクセター大学大学院で学んでいたときに、同じ学科にいたDebra Myhill先生がされていたこのテーマ、僕のブログにも何度か出てきます。風越学園時代は実践にどっぷり浸かっていたのだけど、「いつかまた研究の場に身を置くことがあったらやってみたい」テーマとして、ずっと気になっていました。僕自身、現場教師としてずっと子どもたちと一緒に書き続けてきたのだけど、研究でも「教師が書く」現象をいろいろな角度から捉えてみたい。こちらも楽しみです。
近所には小さな山もあるよ。
というわけで、二足のわらじを履く生活が始まり、来週から本格的に忙しくなりそう。まあ、いつだって忙しくない時なんてないんだけど(笑)通勤時間を短くしたいのと、軽井沢風越学園で「地域の力」を実感したこともあり、住まいも大学の近くにしています。自転車通勤で20分ほど。長野で住んでた御代田町よりは圧倒的に車もスーパーもダイソーも多い都会なんだけど、近所には西国街道沿いの古びた宿場町の名残りが残っていて、徒歩40分ぐらいで登れる小さな山(戦国時代の城の跡)もあって、いい感じ。風越学園時代は平尾山が僕のホームマウンテンだったけど、これからはこの山に毎週登ろうかなって思ってます。
長男がまだ長野県の高校に通っている関係で、この一年間は妻とも離れて単身赴任。今まで自分がどれだけ家事をなおざりにしてきたかをさっそく痛感してますが、これもまた、自活能力を身につける最後のチャンスかな。昨日ようやくWi-Fiが通って、今日はテーブルと椅子を組み立てて、これで明日エアコンが取り付けられたら、新生活の基盤づくりもほぼ終了。月曜から、新しい職場で自分に何ができるか、自分の研究は進められるのか、不安もあるけど、楽しみのほうが大きい、といった感じです。

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