最初の一週間が終わり、いきなりピンチを自覚する

授業が本格化した最初の一週間が終わった。一言でまとめると「なるほど、これは大変」。

単純にスピードが早くて聞き取れないとか、課題を読むのに時間がかかるとか、「きっと苦労するだろうな」と思っていたことでやっぱり苦労してる。ある程度覚悟はしていたけど、特に他の学生さんの発言はほんと聞き取れなくって、ずっと頑張った挙句結局聞き取れず、へとへとに疲れてしまった。うちの生徒や卒業生も含めて、留学経験ある人ってみんなこういうの経験してるのかな、すごいなあと心底感心。

とはいえ、まだ助かるのは、去年の授業スライドやビデオがアップロードされてること。今年の授業とは若干違いもあるとはいえ8割方が同じみたいだから、これ見て予習してから臨むしかない。また、英語教師をしてるクラスメートが、聞き取りは三ヶ月もするとだいぶ慣れるよと言ってくれたので、それを信じよう。 

目下最大のピンチ事案は、統計の授業。なにしろ、平均とか偏差値とかを除けば、これまで統計の授業を受けた記憶が全くない。あったとしても数学に関してはきれいさっぱり忘れてるので、Σ(シグマ)とか見るだけで「おお…そんな恐ろしげなものを…」ってなってしまう。まして、Pearson’s product-moment correlation coefficientとかANOVAとか英語で言われると、用語がさっぱりわからん。

で、これはさすがに英語だと無理だと思ったので、この週末は日本から持ってきた本を使って、統計の基礎を勉強することにした。テキストはこれ。




たしか、僕の勤務校の数学科は統計の授業に比較的力を入れてるはずなんだけど、それって賢明だよなあと思う。どんな分野に進むにしろ、これってきっと必要なことだもん。

教育の世界だって、本当だと「この授業法に効果はあったかな?」「前回のテスト結果と今回のテスト結果に関連はあるかな?」みたいに統計を使う機会は多いはずなのだ。でも、現状は非常に怪しげな「生徒アンケート」的なものでごまかしてて、自己の直感や経験を相対化するものさしを持ってない自覚がある。統計の授業は、それを今からでも遅れを取り戻す絶好の機会のはず。どうぞ神様、理解できますよう…(もはや神頼み)。

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