[読書] ストーリーとつきあう処方箋。千野帽子「人はなぜ物語を求めるのか」
以前に僕もブログで書いたことがあるけれど、僕も「人は物語によって生きている」と思う。 そして、このテーマを扱った千野帽子「人はなぜ物語を求めるのか」がとても評判なのだそうだ。僕もやっと読んでみた。タイトルだけの内容だけで…
以前に僕もブログで書いたことがあるけれど、僕も「人は物語によって生きている」と思う。 そして、このテーマを扱った千野帽子「人はなぜ物語を求めるのか」がとても評判なのだそうだ。僕もやっと読んでみた。タイトルだけの内容だけで…
僕の知人が何人も褒めていたので読んでました、広瀬友紀「ちいさい言語学者の冒険」。子どもの言葉の用法の「間違い」をもとに、ふだん気づかない日本語のルールを探る、という大変楽しい本でした。さすが、評判になってるだけある! ふ…
先週、探究型学習でとても有名な、とある学校図書館に見学にうかがった。実は毎年訪問している学校図書館なのだけど、相変わらずの素晴らしい設備と充実したカリキュラム。見学メモがわりに考えたことを書いてみたい。 ブラッシュアップ…
近年急に聞くようになったアクティブ・ラーニングの言葉、そして新学習指導要領における「主体的、対話的で深い学び」…。この本は、共同通信社の教育担当記者による、近年の教育動向のレポートだ。近年の教育について一冊で…
ナンシー・アトウェルのIn the Middleを折に触れて読み直している。ライティング・ワークショップのミニレッスンでいいなと思えるものの一つが、「The Rule of Write About a Pebble」とい…
この本は建築についての本だ。そんなこと、タイトルから誰だってわかる。でも、この本は、建築の世界ではまだ駆け出しとされる30代の建築家が、表現者としての自分の半生を語っている本でもある。そのありようがとても興味深く、常に「…
下記エントリで書いたとおり、ルーブリックに対しては否定的な印象のあすこまですが…今年は少しは勉強しようと思ってます。 そこで、まずはこんな薄い本を手にとってみた。今日はこの本の中の「加筆式ルーブリック」につい…
本でも映画でも音楽でもいい、自分が何か他のものに出会って感じた心の揺れを、文章にして伝えたい。でも、技術も勇気もなくておずおずと足踏みしている。本書は、そういう書きたい人に送られた「批評の書き方入門」である。具体的な書き…
須賀しのぶ「また、桜の国で」を読んでいて、ずっと前に読んでいたこちらの本を思い出した。田村和子「ワルシャワの日本人形」。小説の「また、桜の国で」に対して、こちらは関係者の生涯をもとに、同時代のポーランドの戦争の記憶、それ…
リーディング・ワークショップのミニレッスンの予習として、Rayner et al.(2016) So much to read, so little time という論文を読んだ。「速く読むと理解度は落ちるよ」「速く正確…