2016年の年明けから降って湧いたSMAPの解散危機報道。このブログで芸能界の話題って初めてだと思うだけど(笑)、俗物の僕としては行方が気になる。最初に見たのがスポニチのサイトだったので、引きこまれて思わずネットサーフィンしてしまった。
▷ 中居、キムタクを無視…盟友に冷酷な仕打ちも騒動で”誤解”に気付く (スポニチ)
「無視」「盟友に冷酷な仕打ち」と続くこの見出しからしてすごいけど、「誤解」につけられたダブルクォーテーションマークがとても皮肉が効いてる。ここまで悪意のある見出しを作れるって、さすがスポーツ新聞だと感心してしまった。
記事の本文中でも、
関係者は「中居さんは大騒動に発展したここ一両日になって、初めてとんでもない誤解をしていたことに気付いたんです」と話す。木村が当初から一貫してぶれなかったのは、ジャニーズ事務所という土台あっての自分たちの成功だということを理解していたのだとも分かり「凄く後悔しているようです」(関係者)という。
と完全にジャニーズサイドの書き方なので、何かあるなと思ってしまうよね…。別の記事でも、
▷ キムタク SMAP存続直訴 電話で「あいつらと一緒にやりたい」(スポニチ)
こう着状態が続いてきた今回の分裂騒動。独立工作が動きだしてからの5カ月間どんな誘いの言葉にも揺らぐことのなかった男がついに動いた。まったく先が見えなかったSMAPの行方に初めて一筋の光が差した。
と、完全にキムタクをヒーロー扱いの締めくくり方で、明らかにシナリオができてる感じ。誰と相談して作ったシナリオなんだろう。
それで気になって検索してみたら、今度は逆の立場の記事も。まさか日刊ゲンダイを引用する日が来ようとは…。
▷SMAP解散報道 木村拓哉はジャニーズ残留で幹部を目指すとの見立ても
こっちを読むと、
もちろん、中居ら4人が飯島氏に追随を決めたのは売れないアイドルだった自分たちを国民的という形容詞がつくほどのビッグスターに育て上げてくれた恩義と固い絆があるからこそ。
(キムタクについて)「娘2人を抱えてジャニーズの傘を離れるよりは、マッチや東山のように幹部を目指す道を選んだという見立てが自然です」
と、むしろ4人が義理深い人間でキムタクは体制派、みたいな書かれ方だし、なんなのだろうねえ…。
まあ、芸能界とマスコミって何やらドロドロと渦巻いている世界なのでしょうなあとしか…。いかにも、どういう記事の書き方で世論を誘導するかという争いが起きてそう。
悪い癖で、この記事の書き方は中学生向けの教材になるかもと一瞬頭をよぎったのだけど、他人様の生活がかかっている話題を教材にするのは良く言っても品が悪いのでやめよう。そもそも、今の中学生からしたら、30歳くらい年上のグループなので、あまり関心ないはずだ。僕と同じアラフォー世代にとっての西郷輝彦とか舟木一夫と同じくらい、今の中学生とは年の差が離れているんだもの…。