ここ半月以上は採点業務とフォローアップの授業に追われていたけど、昨日・今日と、久しぶりに司書教諭的なお仕事。昨日は他校の図書館訪問、今日は他校からの図書館訪問受け入れだった。
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昨日うかがったのは某都立高校図書館。前々から評判は耳にしていたところで、図書館の授業利用を題材にして卒業研究を書いた生徒も取材に行ったほど。
行ってみると、広々とした空間が奇麗にレイアウトされていて驚く。天井からつり下げられた見やすいサイン。低い書架を手前に、高い書架を奥に配置した見通しの良い空間デザイン。観葉植物のあるブラウジングコーナー。漫画とそのそばの畳スペース。ここかしこのテーブルにある大小の企画展示や特設コーナー。まるでお手本のようだ、と感嘆しながら見ていた。特に面白いなと思ったのは、文化祭の写真をファイルにとじて閲覧資料にしているところ。これは行事を後輩に伝える良い手段。
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また、こういうハードの整備だけでなく、教職員への広報、委員会活動、授業での調べ学習指導など、ソフトやサービスの面でも充実していて、ほんと各方面にわたって教科書に載るようなハイレベルの仕事ぶり。各校の図書館を訪問するたびに資料をいただくのだけど、今回いただいた資料(授業用プリントや広報類)の量は群を抜くほど多くて、これだけの量の資料を丁寧に整理されている様子を見ても、日頃のお仕事ぶりがうかがえる。
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良い図書館を見させてもらった嬉しさをお供に、司書さんと帰りの電車で図書館について色々な話をする。他校の図書館見学は楽しい。楽しいだけでなく、自分たちがどういう図書館で、どういう図書館を作りたいのか、見直す機会をくれる。次の図書館見学は、春。4月か5月かな。また行こう。