高大連携事業の予算を使って図書館に司書が来てくれてから3年め。3年間の事業の最後の年ということで、二人の司書さんと一緒に、この3年間をまとめる原稿を書いている。学内紀要に載せる予定だ。(なお幸いなことに、お二人に来年もいていただける校内体制が出来上がっている。これは3年間の最大の成果かな。)
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原稿を書くに当たっては、この3年間の取り組みをひととおり列挙して振り返る。それから「これとこれは同じグループの出来事ですか?違いますか?」「僕達はなんでこれをしてきたんだと思いますか?」 というような質問を繰り返しながら、二人の司書さんたちのまだ言葉になっていない考えを探っていく。司書と司書教諭の間の理念のすり合わせはこれまでもやってきたけれど、毎回新しい発見があって面白い。
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そうしてわかってきたのは、どうやらうちの図書館が目指してきたのは、「大人も子どもも、対等の学び手としていられる図書館」だということ。生涯にわたって(広い意味で)学び続ける人たちが集まる場。時に一人で、時につながって。決して子ども向けだけでなく、大人(教員と職員)もそこで学び、その気配を感じながら子どもも学んでいく場。
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そういう理念は、自由の中での自立を重んじるうちの学校の校風にもぴったりとあう。自分なりに言い換えると「自立した学び手が育つ図書館」。そういう言葉でこれまでの3年間を振り返り、今後の指針を考えていこうと思う。