図書館の3年間を書き上げる

この一ヶ月、2人の司書さんと僕で一緒に書いてきた原稿を、今日脱稿した。

僕の勤務校には、3年前まで司書がいなかった。この状況をなんとかしたくて、色々と動いて、部長や管理職にもサポートしてもらって、やっと司書を迎えて今年で3年目。

勤務校の図書館は、ようやく「フツーの学校図書館」になってきた。特に先進的な試みをしたり、目新しい特徴があったりはしないけれど、生徒にとって居心地のいい場所になってきた、と思う。

この3年間で、どう司書さんたちが動き、周りの僕たちがそれを支えてきた経験をもとに、司書を活かす学校の環境づくりについて書いた。

僕個人として振り返ってみても、この3年間にはちょっとした意味がある。勤務校は教員個人の裁量が大きいということもあるのだけど、これまで誰かと一緒に組んで、その人を意識的にサポートして動く、という経験をあまりしたことがなかった。僕は基本的に協調性がない。授業でも何でも自分一人でやって、質にこだわりたくなるタイプ。誰かをパートナーにするということがなかった。

そんな僕が、他の人を支えて、その人に支えられての3年間。その経験をきちんと形にしたいなという思いが僕にも、たぶん他の2人にもあって、夏のSLAも3人で出張して発表し、今回の原稿も3人で一緒に書いた。たった3000字程度の短い原稿。いつもなら一晩で書いてしまうところだけど、何度も書き直して一ヶ月かけて書き上げた。

投稿先は、ある図書館系の雑誌の一つ。載るかな、載るといいな。載ったらお祝いしなきゃ。 

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