告知です。12月3日(日)、午前10時〜午後4時、軽井沢町中央公民館(しなの鉄道中軽井沢駅徒歩12分)で、子ども(幼稚園〜高校生)を主な対象にした本のイベント「本日和(ほんびより)」が開催されます。軽井沢町内の7校の子が参加して作っているイベントです。近隣の方、ぜひ足をお運びください!
目次
本日和ウェブサイト
https://sites.google.com/kazakoshi.ed.jp/honbiyori/
当日はこんなことをやります
イベントの内容は、ぜひ上記の「本日和」ウェブサイトをご覧ください。ブックカバー作り、しおり作り、POP作りなどの「定番作り物」系、おもに小さい子向けの絵本の読み聞かせ、写真絵本作家の小寺卓矢さんによる写真絵本作りのワークショップ、「本の未来を考える」ワークショップなどの「ワークショップ」系、他にも、本や言葉に関係するゲーム、本の表紙のイラストレーターの最上さちこさんのお話、インターナショナル・フォークテイル(各国の民話の紹介)など、多岐にわたります。参加は全て無料です。ぜひ、おいでください!
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告知は以上。これからは風越のマイプロ担当スタッフとしての独り言です。
マイプロ発のイベントです
風越学園には子どもたちが自分のやりたいことをやる「マイプロジェクト」(マイプロ)の時間があります。「本日和」もこのマイプロ発のイベントで、風越学園の9名の中学生が中心となって企画しているプロジェクトです。以前に風越学園内で1日だけ「本日和」という本を楽しむ一日を企画したメンバーが中心になって、「今度は軽井沢町内の他の学校の子とも一緒になってイベントを作りたい」「本を通して、軽井沢の子たちともっと交流したい」という願いを胸に、この春からずっと頑張ってきました。
最初は、各学校の校長先生の集まる「校長会」で、「こういうイベントをやりたいので、運営メンバーを集める呼びかけを各校でやらせてください」とお願いするところから。7月に参加希望メンバーが各校から集まり、夏休み明けからはオンラインでの全体ミーティングも始まって、いよいよ加速。
風越の子たちも、イベントを実施するための協賛金を集めるチーム。他校との連携をするオンラインでのミーティングを考えるチーム。広報(チラシ、ポスター、ウェブサイト)を作るチームなどに分かれて、作業を進めてきました。週1日のマイプロの日(のうちの2時間)では準備時間が到底足りないので、平日のお昼休みにもしょっちゅうミーティング。放課後にも仕事。自宅でも作業。「今日も残業日和だ〜」と笑いながら仕事に向かう子どもたち。「こっちもだけどな!」と思いながら、担当スタッフの走り続けている日々…(笑)
色々な人に助けられてます…!
そして、担当スタッフとしての立場では、僕が一人で受け持つにはプロジェクトの規模が大きくて、いろんな人の協力をいただきながら、進んでいるイベントでもあります。まずは、理事長のしんさん(本城さん)をはじめとする風越のスタッフたち。お金周りのことを受け持ってくれたり、僕がミーティングなどに出られない時に交代してくれたり、子どもたちの相談に乗ってくれたりと、直接「本日和」のイベントを支えてくれているスタッフもいれば、他の仕事を請け負う形で僕の仕事の総量を減らしてくれているスタッフもいます。次に、各校の校長先生や担当の先生たち。なにしろ他校の子たちと一緒にやっているイベントなので、その窓口になる先生方の温かい応援と、多大な協力に励まされています。
それから、助けてくれる地域などの大人の皆さん。まずは子どもたちのプレゼンを聞いて、応援してくれ、資金を出してくれ、時に助言もくださった、軽井沢町を中心とするスポンサーの皆さん。それから、本日和の当日を支えてくれる方として、北海道から駆けつけてくれる写真絵本作家の小寺卓矢さん、イラストレーターの最上さちこさん、中部小学校の読み聞かせボランティア「おはなしくれよん」をはじめとする、当日の読み聞かせをしてくださる皆さん…。子どもたちの思いを応援してくれるみなさんのおかげで、当日のコンテンツもなんとか整いつつあります。
最後に、もちろんのことながら、「町の子たちと一緒にやりたい!」という風越の子の思いに応えて、このプロジェクトに参加してくれた他校(軽井沢東部小、中部小、西部小、軽井沢中学校、軽井沢高校、ISAK)の子たちと、それを支えてくれる保護者の皆さん。あとは、自分の家族ながら、いまISAKで高校3年生やってる僕の長女は、風越の子たちにメンター的に助言をしてくれたり、風越の子の思いを汲みつつ、見えないところで黒子として動いてくれたりしていて、本当に支えられています。自分の娘にこんなに助けられるとは、思ってもみなかったです(笑)
子どもたちはぐんぐん成長中…!
そして、こんな大勢の人たちの、子どもの目には見えたり見えなかったりする助けの中で、風越の子たちはぐんぐん成長中。メールの書き方やプレゼンの仕方といった具体的なスキルだけでなく、このプロジェクトを通して、もともと持っていた素質がぐんと頭角を現してきたり、新しいことにチャレンジしたり、「自信」を身にまとっていったりする子たちの変化が見られるのは、苦労もあるだけに嬉しい限り。
こういう外を巻き込むイベントの準備を、自分の学校の仲間だけでなく他校の子とも一緒にやっていくのは、本当に大変なんです。メンバーが思うように集まらなかったり、オンラインでのミーティング進行が難しかったり、仕事の全体像の把握ができていなかったり、仕事が山盛りすぎて子どもたち本人も疲れてしまったり….と、いろいろな壁にぶつかりながら、その中で足掻いて、準備に追われて、今もイベントは企画進行中。
気づけば、あと10日ほどで本番を迎えます。そんなこんなで作っているプロジェクトのアウトプット、当日、できるだけ多くの方に覗いてみてもらえると嬉しいです。終わったら僕も一息つくつもりなのだけど(笑)、そこまでは頑張ります!