CATEGORY 読書

[読書]「文章題ができない子」のつまづきを丁寧に分類する。今井むつみ、他『算数文章題が解けない子どもたち』

僕は今、勤務先の軽井沢風越学園で、5・6年のラーニンググループを担当している。で、直接教えているわけじゃないんだけど、気になるのが「算数ができない子」。算数は、得点ではっきり結果が見えてしまうぶん、しんどい子にはとてもし…

[読書]「基本ってなに?」をもう一度考え直したくなる本。甲野善紀×方条遼雨『上達論:基本を基本から検討する』

「上達論」は武術の本なんだけど、学ぶことについて示唆的な面白い本。著者の一人甲野善紀さんは古武術の研究家で、武術の稽古から得た身体技法を音楽や医療や色々な分野に応用することを提言している人。で、ぶっちゃけて書くと、僕はも…

[読書]基本的情報から実践者たちの「いま」まで、リーディング・ワークショップの魅力を伝える決定版。プロジェクト・ワークショップ『改訂版 読書家の時間』

『読書家の時間』に待望の改訂版が出た。日本語で読書家の時間(リーディング・ワークショップ)について知りたいと思った方が、まず読むべき一冊である。僕にとって、著者の冨田さん、広木さん、都丸さんは、長年の勉強仲間だし、小坂さ…

[読書]「つい学んじゃう」授業づくりにも活かせる視点? 玉樹真一郎『「ついやってしまう」体験のつくりかた』

玉樹真一郎『「ついやってしまう」体験のつくりかた』は、元任天堂企画開発者の著者による、ユーザーの心を動かす体験をどう作るかという設計書である。ツイッターで見かけた本なのだけど「ついやってしまう」というタイトルに惹かれて手…