課題を頑張ったごほうびに街に出ると…ソンムの戦いの記念イベント

下記エントリで言及したコース課題、成績評価が返ってきました。今度もDistinction(優)でした、やったね! それでお祝いランチに街に出たら、第一次大戦の記念イベントをやっていたよ、というお話まで。

英語論文の「精読」課題。論文を一ヶ月かけて読みこんで初めてわかったこと。

2016.06.11

すべてDistinction!楽しさと自信をくれた最後の課題

上記エントリでも「なかなか楽しい作業だった」と書いているように、頑張って楽しんで調べられたので、一定程度は手応えもあった課題。でも、実際にDistinctionをとれたのはとてもうれしい。というのも、今回で「すべてのコース課題でDistinctionをとった」ことになるので。それを意識していたので、実は成績を受け取る予定の日は、これまでで一番気にしてた(笑)

渡英前は「本当についていけるのかな…」という不安の方が大きかったし、渡英してからも打ちのめされることの方が多かったので、「でも全部の科目でDistincitionだった」というのは自信になります。もちろん、自分も学校の教員なので「学校の成績はあくまで学校の成績に過ぎない」ということもわかってるんだけど、苦手な英語でちゃんと頑張ってやりきった証ではあるからね。毎日コツコツやって積み上げたことが形になると自信になるし、その自信がまたいつか僕をどこか別のところにも連れて行ってくれると思う。まずはとにかく残りのDissertationを頑張ること。

子供たちの目覚ましい英語の上達ぶり

ところで、ちょうど金曜日には子供たちの通う現地公立小学校の通知表も渡されました(まだ学期は終わってないのに変なの…)。で、2人とも担任の先生に英語の目覚ましいキャッチアップぶりを褒められていた。やっぱりこの年齢の子供の語学の上達ってすごい。ちっとも上達しない僕の英会話とは比べ物になりません。

確かに二人とも、僕の留学が決まって半年強、Skype英会話をやっていた。でも、そんなの「ハロー、マイネームイズ…」レベルの気休め程度だし、読み書きはほとんどまったくゼロの状態での渡英。

それが、上の娘(10歳)は、1月頃からエクセター公共図書館で100冊の絵本や児童書を借りる「ブック・トラック」という子供向けの企画に参加して先日100冊達成のピン・バッジをもらい、去年の九月はアルファベットが全く書けなかった息子(8歳)も、先日はA4サイズの白紙4枚くらいの「海賊チャーリー」というお話を書いてくれた。

もともと本好きの子たちなので日本語の読みの土台があると英語も早いのかも知れないけど(適当)、それにしてもこの年齢の子たちの上達は本当に早い、と思い知らされています。

ごほうびランチで街に出たら…戦争のメモリアルイベント

さて、ここからは全くトーンの変わる別の話題。金曜日に父と子供たちがどっちも成績を受け取ったので、土曜日は「この一年英語頑張ったね&お疲れさま!」ということで街にごほうびランチに出ました。すると….街が何やら賑やか。実はほぼ100年前の1916年7月1日、第一次大戦で100万人の死傷者を出した激戦ソンムの戦いがあり、それのメモリアルのイベントが色々と開かれていたのだ。

大聖堂前の芝生では、たくさんの勲章をつけた軍服を着たおじいちゃんがいたり(まさか100年前の兵士ではないと思うけど、そのお子さんかな?)、100年前当時の軍装で兵士が立っていたり、戦車などに乗れるアクティビティがあったり、パレードがあったり。

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前日7月1日には、ノーザンヘイガーデンというエクセター図書館すぐ近くの公園で、初日の戦死者19240人分の小さな人形が陳列されるというイベントもあったそうだ(写真の出典はエクセター公共図書館のfacebookから)。僕は昨日もずっと図書館に籠もっていたのだけど、これを見逃したのはかなり残念…。

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日本では「大戦」というと第二次世界大戦のイメージが強いけど、この国では第一次大戦の存在感の方が圧倒的に大きい。単にThe Great Warというと、第一次大戦のことで、記念碑や図書館の関連本の数も第一次の方が圧倒的に多いのだ。ふらっと出た街で、そのことを改めて思い知らされた。

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