[記事紹介] 予定がなくても参考になる「学会発表に望むこと」

寺沢拓敬さんのブログ「こにしき(言葉、日本社会、教育)」に「学会発表に望むこと」というエントリがあったので、自分のメモ用にリンクを貼っておきます。

学会発表に望むこと こにしき(言葉、日本社会、教育)

自分の場合、これまで国語教育系の「学会」で実践報告をしたことはあるけど、いわゆる研究発表をした経験がない(研究のスキルがないのだから当然なのだけど…)。今後の予定も含めてどこまで参考にできるのかはわからないけど、今大学で教育研究法を学んでいることもあって、ブログ記事の内容は興味深いものが多い。

  1. 量的研究だから一般化ができるわけではない。ランダム化しているかどうかが鍵。
  2. 質的研究法は、その調査手法の妥当性を主張するよりも、どんな興味深いデータが導き出せたかがキモ。
  3. 「日本文化はハイコンテクスト」には実証的根拠がない。

のような話はなるほどなるほど、と思う。

「実態調査」と称するアンケートはやめる、という話

個人的に一番気になるのは、「実態調査は原則禁止」という項目。そのリンク先から飛べる「5分で読める「実態調査アンケート」の教科書(前編)」という記事にある「実態調査でどの方法を選べばよいか?はやわかりチャート」が大変わかりやすい。こうやって整理していただけると参考になる。

以前に自分も統計の基礎を教わった授業の感想についてのエントリで書いたけど、学校では「実態調査」型のアンケートが多い。依頼されることもあれば、自分たちで計画することもある。あれ、関わる人(生徒含む)にもけっこうな迷惑をかけているし、慎重に考えないといけないですなあ…。

教師が統計を学ぶ最大のメリットは安易なアンケート調査をやめたくなるところ

2016.02.04

ところでこの教科書エントリ、後編が見つからないのですが…。ないのかな?

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