大学院の第1ターム、とりあえず終了!

今日で大学院の授業の第一タームが終了!あっという間だったこの10週間の柱は、Scientific ResearchとInterpretive Researchの基礎を学ぶこと。一般的には前者はQuantitative Research(量的研究)、後者はQualitative Research(質的研究)と呼ばれることが多いけど、なぜ授業ではそう呼ばないのかというところも含めて、新しく学ぶことばかりのなかなか面白い10週間だった。

「語学ではなくてコミュニケーションを」

第1タームの最後の授業を担当したのは、このコースのコース長。エジプト出身の彼は、自分を棚に置いて言うと正直あまり英語が流暢ではなく、発音も独特。ただ、以前に個人面談した時に語学の悩みを話したら「君の英語は私の1年目よりもいい。私は今だって下手だ」と笑った後で、「君が努力しないといけないのは language ではなくて communication だ。君はいま私と communication できている。君の仕事はその経験を積むことだ」と励ましてくれた人である。

ご本人も言葉で苦労されたせいかもしれないとも思うが、彼は、留学生の中でも僕たち英語の苦手な組が発言することを非常に応援してくれる。個人面談の時に、彼が「君は良い質問をするから、授業でもっと勇敢になるように。自分の限界を自分で決めないように」と言ってくれたことは、確かに僕の支えになっていて、それ以降、授業で臆せず質問をするように心がけている。そして良い質問ができた時には、「いま彼が興味深い質問をした」とわざわざ言ってくれる。こういう後押しの言葉って、大切だな。先生からすると定型コメントなのだろうけど。

10週間たっての振り返り

この10週間、英語は正直あまり上達してないかな…。何しろ、授業以外は基本的に図書館や家にこもってるだけなので、実は英語を話す機会が意外に少ないのだ。今でも、授業の内容や先生の指示がわからないことも多々あるし、その場でのグループワークでは正直、戦力になれてない。大学院まで来て…という情けなさもある。それでも、当初の「英語を操れる周囲の人がみんな頭が良く見えて自分が完全に無力に思える症候群」からは脱することができて、「英語は英語、学業は学業。深く関わるけど別物」という気になってきた。僕はこの先も英語で苦労するだろう。でも、やっていける。いまは自分にそう言い聞かせてる。この記事を書いた時よりは前向きかも。

劣等感を「いったん脇に置く」ことの難しさ

2015.11.07
これからはレポート課題(と旅行)

これからは年明けまで、学期末のレポートを書く期間。実は学期末レポートの大変さを認識するはるか前の10月頃に、この時期に個人旅行や家族旅行の予定を合計8日間も入れてしまい、しかも周りの院生はみんな「帰省?するわけないじゃない。だって毎日レポートの準備だよ?」モードなので、正直なところ、大変に焦っている。でも入れちゃったものは仕方ない。それ以外の時間、頑張りましょう!

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