ロンドンの公共図書館に入ってみる

25日からロンドン滞在中。実は半月ほどは安いホテルを転々としながら家族でイギリスをめぐる予定。到着初日からホテルの部屋の鍵は壊れているわ電気は通っていないわで他のホテルに替えてもらったら、移った先でも洗面台のシンクが詰まっているというイギリスクオリティの洗礼を浴びている感じ。まあ、自己主張しないといけない場面もこれから多くなるだろうから、その練習と思おう…。



実質ロンドン初日の昨日はバッキンガム宮殿を散策しつつ、午後はクイーンズ・シアターの「レ・ミゼラブル」公演へ。妻と娘(9歳)は大感激して見てたのだけど、息子(7歳)にとっては筋も言葉もわからない劇を見るのは超苦痛の様子。頑張ってしゃべらないでいたけど限界に達したので、仕方なくOne Day Moreが終わって休憩に入ったところで僕が息子を連れて外へ出た。


息子の機嫌を回復させつつ繁華街のピカデリー周辺をぶらぶらしていると、おお、こんなところに公共図書館があるではないですか。Westminster Reference Libraryというらしい。こっちの図書館の仕組みがわからないけど、Referenceがついてるってことは調査用なのかな??


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旅行者でも見学できるか聞いたらOKらしい、しかも「日本で司書教諭やってるんだけど…」と言ってお願いしたら、「人を近くから写さないように」との条件つきで写真撮影もOKしてくれた。ラッキー。


館内は3階建てで趣きがある図書館。ただ、Referenceがついているわりに?蔵書は古そうな感じ。辞書コーナーの英日辞書を見たら、初版昭和6年の辞書で、Smileを引いたら「笑顔にて表示する」「笑顔にて除去する」という謎な日本語だったのだが、大丈夫なのか…。

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面白いなと思ったのは、古めの図書館のわりにパソコンは多めに導入していて、おじいちゃんたちも普通に使いこなしていたこと。それからビジネス向け支援も充実していたっぽいこと。あと、マグナカルタの複写があるところはなんか大英帝国っぽかった。これは他の図書館でもそうなのかな。

今回は散歩途中に立ち寄っただけだったけど、今後も機会があったら普通の公共図書館にぶらっと入ってみようかと思う。なにかおもしろい発見ができるといいな。

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