「インタラクティブ・ティーチング」無事修了!

何回かこのブログで触れてきたgacco「インタラクティブ・ティーチング」。このたび、無事に最終レポートを提出・修了したよ! 途中からの参加だったけど、無事に合格してよかった(一応それが目標でした。なにせ合格点に達しないと、講座終了後に動画をダウンロードできないので…)

 

教える機会のある人におすすめ!「インタラクティブ・ティーチング」

2014.12.04

「評価の評価基準」:信頼性・妥当性・客観性・効率性

2015.01.11

これまでは各週の動画を見たらそれに関してのちょっとしたクイズ(ひっかけ問題もあるけど、ちゃんと確認すればできる程度)に答える程度だったんだけど、この最終課題はなかなかしっかりしてました。こんな流れです。

(1)レポート課題(3つ:450字、450字、900字以内)のルーブリックが配布される。
(2)ルーブリックに基づいてレポート課題を書いて提出する
(3)受講者5人分のレポート課題をルーブリックにもとづいて点数をつけ、良いところや改善点を文章でフィードバックする。
(4)その後、自分で提出したレポートをルーブリックに基づいて点数化し、文章でも自己評価する。
(5)以上の活動を終えた人のところにだけ、3人の受講者からの合計点と文章によるフィードバックが返却される。


MOOCを経験してわかったこと

2014.11.03
こちらの記事に書いたけど、僕はこれまで他大のMOOCを受講した時に、レポート課題のフィードバックがあまりにいい加減で泣かされてきたクチ。ところが今回はルーブリックを使って評価しないといけないので、最低限の質は保証される(とはいえ、少なくとも僕のレポートへの評価は全要素満点だったし文章評価もちょこっとしか書かれてないので、やっぱり評価としては甘い&適当なのかも…)。また、(3)他人のレポートを評価したあとで、その観点を持って(4)自分のレポートを評価するという流れもいいよね。自分のレポートをいきなり他人のレポートを読むように評価するのは難しいから。

僕はMOOCの欠点として、

・教材をダウンロードして後でやればいいやと思って、結局やらない
・レポート相互評価のような共同的活動が機能しない


の2点を思ってたんだけど、この「インタラクティブ・ティーチング」は、そういう点に配慮されてて、よく出来てると思った。授業の設計としては今まで受けたMOOCで一番好印象でした。特にこういうレポート評価の手順は、自分の授業で導入できるものなら試してみてもいいな。

ただ、この講座の設計がよく出来ているなーと思うのは別に、やはりルーブリックを使ってレポートを書き、相互評価するのには疑問が残った。僕はもともとルーブリックに懐疑的なんだけど、今回実際に自分がそれを使って書き、評価する両方の立場を体験できたことで、ルーブリックの良さも悪さもまた実感できたように思う。これについては忘れないうちに、改めて書いてみたい。
 

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