図書館でのLTD学習

今日、授業に向かう途中で図書館を通ったら、「4~6時間目、授業で使います」との表示。はて誰かしらと思って後で覗いてみたら、国語科の同僚がLTD(Learning Through Disccusion)学習法をやっていた。 

LTDとは、生徒同士の話し合いによって文章読解などの学習を進める協同学習の技法のひとつ。僕はあまり知識がないのだけど、久留米大学の安永先生や創価大学の関田先生が日本でLTDを行っている先生として知られていると思う。僕は以前に興味を持って、創価大学の関田先生の授業を見学させていただいたことがある。

LTD話し合い学習法
安永 悟
ナカニシヤ出版
2014-10-06


実践・LTD話し合い学習法
安永 悟
ナカニシヤ出版
2006-11



LTDは、導入から活動の評価まで、合計8つのステップにわけて学習を進めていくのが特徴。それぞれのステップの概略は次のリンクのPDFファイルを読むとわかる。

 ▷ LTD話し合い学習法 (PDF)

このうち、僕がユニークで面白いなと思ったのは、

(1)文章の読解の中に、自分の経験と関連づけることを含ませていること(ステップ6)
(2)学習の終盤まで、課題文の評価を行わせないこと(ステップ7)

の二つだ。特に(1)は面白いなと思っていて、LTDを知ってから、「自分の経験と関連づけて文章を理解する」ことをわりと意識するようになったと思う。ただ、時間の都合もあって、フルでのLTDはまだ実践していない。どこかしらステップをはしょっているのがほんとのところ。

でも、今回同僚がやっているのを見て、僕もLTDをやってみたくなった。来年度チャレンジしてみようかな。

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